よく水切りヨーグルトを作った!と言っている人やレシピにチーズの代わりに水切りヨーグルトを使うなどと書いてあるのを見ますよね?
水切りヨーグルトって普通のヨーグルトとは何が違うのでしょうか?
水切りすることにどんなメリットがあるのでしょうか?
水切りヨーグルトは、普通のヨーグルトのホエイという上澄み液を取り除いて水分を無くしたものです。
なんとホエイを除いてヨーグルトの水分を無くしただけなのに、タンパク質は増え、クリーミーな食感になるのです!
水切りヨーグルトとは
水切りヨーグルトとは市販のプレーンのヨーグルトの水分(ホエイと呼ばれる表面に出る液体部分)を抜いて、ヨーグルトを固形にしたものです。
出来上がった水切りヨーグルトはチーズのように固まった見た目になります。
面倒な工程や道具は必要なく、プレーンヨーグルトさえあれば一日程度で作ることができます。
そのままパンなどに乗せて食べたり、お菓子作りに使ったりすることもできますよ。
水切りヨーグルトと普通のヨーグルトの違いは?
では水切りヨーグルトと普通のヨーグルトは何が違い、ヨーグルトの水分をなくすことにどんなメリットがあるのでしょうか。
この二つの違いは
- ヨーグルトの見た目、固さ
- タンパク質の量
というのが大きいです。
ヨーグルトを水切りすると、元のヨーグルトの半分くらいの量になります。
市販の状態だとすぐ崩れるくらい柔らかいヨーグルトですが、水分がなくなるので少し硬くなります。
硬いと言ってもクリームチーズのようなイメージですね。
食感に変化はあるものの、味自体はそこまで大きな変化はないです。
ホエイがなくなるといっても糖質やカロリーも大きな違いはなく、一番変化が大きいのは水切りヨーグルトにするとタンパク質が増えることです。
タンパク質は髪や肌が綺麗になったりする美容効果を期待できます。
また筋肉を作るのにも役立つので、トレーニングをしている人にとってはタンパク質が増えるのは嬉しいことですよね。
ただタンパク質はたくさん摂ればよいというものではなく、不要な分は脂肪になったり、内臓にとって負担となります。
なので水切りヨーグルトをたくさん食べれば美容に良いというわけではなく、普通のヨーグルトとうまく使い分けるのがおすすめです。
元々ヨーグルトはカロリーが低いので、水切りヨーグルトにしてもダイエットには適していると言えるでしょう。
またホエイがなくなったら栄養素も変わってしまうのか?ですが水切りヨーグルトにすると栄養素は多少は減るものの、そこまで大きな差はありません^^
ギリシャヨーグルトとは違うの?
ギリシャヨーグルトと水切りヨーグルトは名前が違うだけで同じものです。
元々ギリシャで水切りヨーグルトが作られていて世界に広まりました。
なので市販のギリシャヨーグルトと呼ばれるものも水切りヨーグルトになります。
水切りヨーグルトにも種類がある?
水切りヨーグルトは基本的にプレーンのヨーグルトで作ります。
カスピ海ヨーグルト、加糖のヨーグルト、フルーツ系のヨーグルトなどは水切りヨーグルトを作るのには向いていません。
また自分でヨーグルトメーカーを使いヨーグルトを作ってから、水切りヨーグルトにすることもできます。
牛乳ではなく豆乳で作られたヨーグルトもありますが、豆乳のヨーグルトでも水切りヨーグルトができますよ。
水切りヨーグルトの作り方
水切りヨーグルトは手軽に作れるので、お菓子作りの時にクリームがない!なんて時にも代用できます^^
それでは作り方を見ていきましょう。
水切りヨーグルトの作り方と用意するもの
- プレーンヨーグルト
- ザル
- ザルより少し小さめのボール
- キッチンペーパーかガーゼ
水切りヨーグルトの作り方はヨーグルトから水分だけを落とすイメージです。
1.用意したボールの上にザルを乗せ、ザルの中にキッチンペーパーかガーゼを敷きます。
2.キッチンペーパーかガーゼを敷いた上にヨーグルトをあけます。
3.その状態でラップをかけ、冷蔵庫にしまい一晩放置します。
ヨーグルトの水分がザルから下のボールに落ちきると、ヨーグルトの水分が抜け水切りヨーグルトの完成です。
ザルやボールをサイズを気にして用意するのが面倒なら、専用の容器もあります。
この専用容器はザル部分の目が細かいので、キッチンペーパーも不要です。
それからこのヨーグルトメーカーは普通のヨーグルトを作るだけでなく、そのまま水切りヨーグルトも作れるようになっています。
市販の水切りヨーグルトもありますが、水切りヨーグルトって意外と高いんですよね。
なので、たくさん作りたい場合にはヨーグルトメーカーで自分でヨーグルトを作り、水切りヨーグルトにする方が経済的です。
水切りヨーグルトを作る時の注意点
水切りヨーグルトを作る時には以下のことに気をつけると失敗が減りますよ。
ザルが乗っかるくらいの大きさのボールを用意する
ザルと大きさがあまり変わらないと、ザルがボールの中に落ちてしまいます。
ザルの底がボールの底に近過ぎてしまうと落ちたヨーグルトの水分についてしまうので、上手く水切りができない可能性があります。
キッチンペーパーが薄い場合は2枚重ねる
キッチンペーパーの薄さによってはヨーグルトの重さで敗れてしまうこともあります。
その場合はキッチンペーパーを2枚重ねるか、清潔なガーゼを使用してください。
プレーンのヨーグルトを使用する
例えばカスピ海ヨーグルトを使って水切りヨーグルトを作ろうとすると、サラサラしているので上手く固まらない場合があります。
またフルーツなどが入っているものも上手く固まらない可能性が高いので、失敗を避けたい場合はプレーンのヨーグルトを用意してくださいね^^
水切りをする時の時短テク
ヨーグルトの水を完全に切るためには一晩くらい(最低でも7~8時間くらい)かかります。
そこで少しでも早く完成させたい!という場合には
- ヨーグルトの上に重しを乗せる
- ヨーグルトに塩を一つまみ入れる
のが有効です。
ヨーグルトの上に重しを乗せる場合にはキッチンペーパーやガーゼでヨーグルトを包み、その上に乗せてくださいね。
重さのあるものなら何でも大丈夫ですが、何もない場合は清潔なビニール袋に水を入れて乗せてみてください。
また塩を入れると、異なる濃度を同じにしようとする働きにより早く水を切ることができます。
この方法を使うと早くて1時間半ほどで水切りヨーグルトが完成しますよ。
水切りヨーグルトの保存方法と期間
保存する場合には乾燥しないよう、タッパーなどに入れフタをして冷蔵庫で保存しましょう。
乳製品は雑菌が繁殖しやすいので、自分で作った場合にはなるべく早めに使い切ってしまう方が良いですね。
冷蔵保存の場合は2,3日以内には消費するようにしてください。
冷凍保存も可能ですが、その場合でも長くても1週間以内には使い切ってしまった方が良いでしょう。
水切りヨーグルトや余ったホエイの活用
作った水切りヨーグルトはいろいろな料理に活用できます♪
そしてヨーグルトから出た水分であるホエイも美白やピーリングなど、美容的な効果も期待できるので捨てずに活用しましょう。
水切りヨーグルトはどんなことに使える?
水切りヨーグルトはパンやサラダにつけて食べるなど、そのまま使ってももちろんOKです。
味が物足りなかったらジャムなどと合わせてパンに乗せても美味しいですよ。
調理に使うなら
- ケーキ
- アイス
- マフィン
- ゼリー
- プリン
- スコーン
- 飲むヨーグルト
などお菓子作りに使うこともできます。
元々ヨーグルトはカロリーが低いので、お菓子を作る時にクリームの代わりに使うと低カロリーデザートができちゃうのです^^
またごはんのおかずでも、隠し味として入れたり、お肉の漬け込みに使うのもおすすめです。
ヨーグルトはにおいを取り込みやすいので、肉のにおいを取るのにも便利ですよ。
レシピも検索するとたくさん出てくるので、探してみてくださいね。
水きりで出たホエイも活用しよう
ホエイにもタンパク質が含まれていて、美肌効果が期待できるので捨てないで活用した方がお得です^^
水きりで出たホエイも、水切りヨーグルト同様料理に混ぜて使うことができます。
こちらもデザートでも、ご飯のおかずでも。
ケーキやパンを作る時に使用する人も多いと思います。
またスープに入れたり、ホエイを使って漬物をすることもできますよ。
フルーツ系のジュースに混ぜて飲んでしまうのもいいですね。
水切りヨーグルトと普通のヨーグルトの違いまとめ
- 水切りヨーグルトは普通のヨーグルトの水分を抜いたもの
- 水切りヨーグルトと普通のヨーグルトの主な違いは見た目、硬さ、タンパク質の量
- 水切りヨーグルトも水切り後に出たホエイも様々な料理に活用できる
水切りヨーグルトはタンパク質の量が増える、パンなどに乗せて食べられる、普通のヨーグルトに比べて濃厚さがあるなどのメリットがあります。
が、普通のヨーグルトでも元々カロリーは低いのでどちらにしてもダイエット向きだと思います。
使用目的に合わせて上手く使い分けてみてくださいね。
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