趣味で読む本なら、いつまで読んでいたって構いませんが、レポートなどに必要な資料までそんな感じだと、苦労しますね?
読む、という行為がさらに重荷に感じたりしていませんか?
そうかと思えば読むのがものすごく早い人もいますよね。
その違いはなんなのでしょう?
違いを探りつつ、早く読むためのコツやトレーニング方法などまとめてみました!
文字を読むのが遅い人と早い人の違い
例えば一冊の本を読んだとき、その内容はどのくらい頭に残っていると思いますか?
1ページ丸々覚えていられるほど印象的なシーンはありましたか?
読んだ直後は?一週間後は?
人の頭は読んだ本の内容の数パーセントしか覚えていないそうなんです。びっくり!
だけど、読むのが遅い人はそれしか頭に残らないということを諦めきれないんですね。
全部理解しないと、全部残さないとって、一生懸命になっちゃうんです。
真面目で、頑張りやさんなんですよね。
読むのが早いひとはそういうものだと割りきっているから、どんどん読んじゃう。
ゆっくり読んでも急いで読んでも、残る量は一緒なんですから。
実はそれだけの違いなんです。
『そんなはずない!』という遅読家さんは、自分が本を読むときのことを思い出してください。
心の中で音読みしていませんか?
全部の文字をしっかり拾っていこうとしているんですね。
読むのが早いひとはそれこそ要所要所をかいつまんで、つまり頭にいれる部分をいれる前に選別しているのかもしれません。
おおよその内容がわかればいいくらいのスタンスで本を読むと、徐々に早くなってくるのかもしれませんよ?
読書が遅いのは改善できる?スピードを上げる方法
内容を理解しようとしない
理解しよう、覚えようと構えると自然と遅くなってしまうもの。
読むのではなく文字を追うくらいの気持ちでページをめくりましょう。
ページをめくるのも、時間を決めて同じペースでどんどんめくります。
すると、すべての内容を暗記するかのように読んでいた本も、一定のペースでめくられるページに合わせてしか読めなくなるわけです。
スピードをあげるトレーニングにはもってこいの方法ですよ!
早く読もうとしない
早く読もうとする意識がすでに、書いてあることをすべて理解しなければならない方に向かっているそうなんです。
早く全部のことを読み込まないといけないと思ってるからなおのこと遅くなってしまう。
流して読んでいけば自然に早くなります。
それは、早く読むことが目的なのではなく、本の大筋をつかむことが目的だから。
一冊の本に期待しすぎない
これが私の人生の最良の一冊になる!くらいの期待をもって読み始めてしまうと、それは遅くなりますよね。
でも、早く読む人たちはそんな期待はしていません。
一冊読んで数パーセントしか頭に残らないうちの、感動する場面ってどの位あるんでしょうね?
ほんの一行、心に残るシーンなりセリフなりがあれば、この本は大成功くらいに思いましょう。
早く読むことが良いこととは限らない
…ところでここまでお付き合いいただいてどう思われましたか?
なんだか早く読むって味気ないなーって思いませんでしたか?
読書体験は本当に貴重なものだと思います。
様々な人の考えを読むことで、自分の中で新しい発見ができるってなかなかないことです。
本はたくさん読んだ方がいいに決まってるし、いい本に出会えることも人との出会いと同じくらい素晴らしいことです。
でも、なんかもっと大切に読みたいですよねー。
遅読家でもいいじゃないですか。
小説とか趣味の本はゆっくり、仕事やレポート資料はスピーディーにという練習をすればいいのかもしれませんね?
コツはページを早くめくること、だそうですよ!
文字を読むのが遅いのを改善する方法まとめ
- 読むのが早い人は全てを理解しよう、全てを残そうと思っていない
- 早く読んでも遅く読んでも覚えている量は同じ
- 早く読むには内容を理解しようとしない
- 焦って早く読もうとするとかえって遅くなる
- 一冊の本に期待しすぎない
これらのことを頭の片隅に置いて読書をすると、いつの間にかスピードも上がっているかもしれませんね♪
私も読むのはかなり早い方です。
だからもったいなくて途中でやめている本も何冊かあります(笑)。
電子書籍の自動読み上げも利用しますよ。
これだと、スピードも設定できるし決められた時間内に読み終えることも可能です。
自分で字を追うことがないので、楽ですね。
それぞれに合った読書方法を見つけて、本を読むことが更に好きになれるといいですね♪
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