ほくろ除去に限らずですが、手術などをする際に傷跡はどうなの?というのは一番気になることですよね。
特にほくろ除去の場合にはお顔への施術となることも多いと思いますので、傷跡は残ってほしくありません…。
この記事では、
- 術後の傷跡の程度やダウンタイム
- 術後の洗顔やメイクなどはしてもいいのか?
などの疑問についてまとめました。
切除したほくろの傷跡は残る?
まず初めに知っておいてもらいたいことは、ほくろを除去した部分は術後すぐは赤みや炎症などがあり、すぐに綺麗な状態になるわけではありません。
そのため術後すぐは一時的にほくろ除去の施術を受けたことを後悔される方が多いということです。
これはほくろ除去だけに限ったことではありませんが、ダウンタイム中に「この傷は綺麗になくなるのだろうか?」「ずっとこのままだったらどうしよう」と不安になってしまう方は多いのです。
まずは「術後すぐに綺麗になるわけではない」ということは覚えておくと、術後少し安心できるかもしれません。
傷が完全に治るまでには約半年から一年はみる
ほくろ除去で一番気になるのは、除去後に傷跡が残ったりしないかどうかではないでしょうか。
どの除去方法でもほんのわずかですが、跡は残ります。
イメージとしては、よく見ると皮膚の感じが周りに比べてやけどの跡のように見える感じです。
1㎝未満のほくろなら見た目にはほとんど分からないでしょう。
切除直後は術式やほくろの大きさによっては傷跡が目立ち、少し大げさですがガーゼをするような場合もあります。
その後完全に傷が目立たなくなるのは、切除したほくろの大きさや個人の体質により大きく変わります。
一般的には半年~一年くらいかけて徐々に肌が再生し、傷跡が目立たなくなっていく場合が多いです。
小さめのほくろなら、1ヶ月程度でほぼどこにほくろがあったかわからないくらいまでになる方も。
これはどの除去方法でも共通していることですが、ほくろを除去した部分が傷などなく綺麗に治るように、術後は日焼け止めクリームを忘れずにしっかり塗るなどのケアが大変重要になります。
傷跡がなかなか良くならないことも
体質や術式により、手術跡が消えにくい場合もあるようです。
一般的に跡が完全に消えるには、半年から一年などと目安をあげられることが多いと書きました。
この間に
- 傷が赤く盛り上がる
- ケロイド状になる
- 傷が赤くへこむ
- 傷が白くへこむ
などの症状が出てきたら、再生がうまくいっていないのかも。
皮膚を切り取って縫い合わせる、または焼き切るなどの治療をしていますし、やはりちょっとついた傷とは違いますから治りが遅いこともありますよね。
上から傷を押さえるテープや飲み薬など、傷跡を目立たせなくする方法はいくつかありますが、気になる場合には施術を受けたクリニックに相談してみてください。
もし傷跡がなかなか治らなくても、あきらめないでくださいね。
なかなか傷が治らなくて、傷跡が気になるようであればその時は形成外科を受診することをおすすめします。
形成外科では傷跡を綺麗に治すことを考えた施術をしてくださると思います。
またほくろ除去後に茶色い色素が無くならない場合には、ほくろを一度で取り除けていない可能性があります。
その場合、完全に取り除くには2、3回と治療を受ける必要があるかもしれません。
除去後の洗顔やお風呂について
入浴については当日は控えておくのが無難です。
レーザーの場合には腫れが引いていれば大丈夫でしょう。
切開の場合には縫合していますので、当日の入浴は控えた方がよいです。
傷跡が大きい場合には1週間程度、あるいは抜糸が終わるまでは湯舟につかるのは控え、シャワー程度にしておくのがおすすめです。
ほくろを除去した部分は、当日はその部分になるべく触れないようにした方が良いです。
翌日からはお風呂の場合でも洗顔の場合でも、お湯で軽く流す程度にしましょう。
洗顔は当日は控えてくださいと言われる場合もありますが、その後は保護テープを貼ったまま洗顔される方が多いです。
洗顔でテープがはがれてしまい、水がかかってしまったり洗顔料などがついてしまっても焦らず軽く水で流してください。
色素沈着になるといけませんので、なるべく強い力を加えないように!
その後処方される軟膏を塗り、再びテープを貼るようにしましょう。
サージカルテープではなく、傷パワーパッドなどを貼っている場合には優しくはがして軽く水で流すと良いと思います。
また化粧水などは治療部分は傷口がふさがるまで、なるべく避けて塗るようにしてください。
除去後のメイクについて
やはり術後すぐは傷跡も目立ちますし、除去部位によっては化粧で隠したいですよね。
しかし目安としては新しい皮膚が傷口を覆ってくれる、1週間から2週間後までは避けるのが無難です。
ほくろを除去した部分は傷と同じなので、化粧品などが付着すると治りが遅くなることもあります。
また傷の大きさやテープによっては、メイクをしても完全に隠すことは難しくなります。
この期間に無理をして、傷の治りが遅くなったり跡が残っては大変ですからね!
再生したらきれいな肌になっていることの方が大事だと思って、この時期はなるべくメイクは我慢しましょう…。
なので部位によってはマスクや長袖などで隠すことができる冬に施術を受けるのがおすすめです。
それからメイクはNGでも、除去部分の紫外線対策だけはしっかりしてくださいね!
これが何より大事です。
もちろん患部以外へのメイクは大丈夫なので、皮膚が覆うまではなるべく傷口は避けてメイクしましょう。
皮膚再生後は、傷跡でも使用可能なファンデーションなどもうまく活用してみてください。
経過を診てもらう場合は、メイクしても大丈夫か聞いてみてくださいね。
除去後に控えた方がいいこと
切開での除去の場合には縫合している為、傷口がふさがり抜糸をするまでは激しい運動やアルコール、エステなどのような刺激を与えることなどは控えましょう。
また傷口から菌が入り炎症や傷跡が残ることも考えられますので、温泉やプールなどの人が多く集まるところも避けるのが無難です。
保湿の為スチーマーなどを使うこともあると思いますが、お顔などの場合は傷口がふさがるまでは一応当てない方が良いですね。
怪我をした時と同じと思って、患部になるべく触れないよう皮膚が再生するのを待ちましょう!
ほくろ除去後の疑問まとめ
ほくろ除去後は「本当に傷口が治り綺麗になるのか…?」と不安を感じる方が大半です。
完全に綺麗になるまでの期間は人によって様々ですが、長いと半年くらいは治らないことも覚えておいてくださいね。
また施術当日の洗顔やお風呂、メイクなどはなるべく控えましょう。
特に切開での除去の場合は怪我をした時と同じようなものですから、傷口の跡が残らないように気を遣いましょう。
そして日焼け対策はお忘れなくです!
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