何か達成したいことや挑戦したいことがある時には、目標や計画を立てますよね。
しかしせっかく立てた目標も三日坊主で終わってしまう…
自分で立てたのに、目標が達成できない…
と結果がついてこないと、やる気がなくなってしまうこともありますよね。
そこでこの記事では
- 目標を設定する際のコツ
- どのように考えて目標を立てればいいのか
- 目標が達成できなかった場合の考え方
についてまとめています。
目標を設定する時の方法やコツ
自分で立てた目標なのになかなか達成できない、計画通り進まない…などの場合に考えられる原因は
- 目標が漠然としている
- できない量の目標を設定してしまっている
- 他人を見て目標を設定している
などがあります。
大きな目標と小さな目標の両方が必要
まずは「目標が漠然としている」について。
例えばなんとなく「痩せたい」という目標を持ったとして、それだけではまず何からすればいいのか?がわかりにくいです。
そこで大きな目標をゴールと考えて、「最終的にどんな風になりたいのか」をもう少し細かく考えてみます。
- 体重55㎏になりたい
- 下半身太りを解消したい
- モデルの〇〇ちゃんみたいな体型になりたい
- 腹筋にうっすら筋が入るような体型になりたい
など、具体的にゴールが想像できるものだとなお良しです。
そうすると「じゃあそのためには何をすればいいか?」というのが見えてきます。
例えば「腹筋に筋が入るようにしたい」の場合は
→じゃあ筋トレをしよう
→筋トレをしたことがないので、まずは毎日5分だけやってみよう
→慣れてきたら15分に増やそう……
または
→筋トレをしよう
→正しいやり方がわからないのでジムに通おう
→自宅から近いジムを探して、入会しよう……
など、最終的な目標にたどり着くまでの小さな目標がなんとなく見えてきます。
大きな目標にたどり着くにはまず何をするべきだろうか?今の自分には何が足りないのだろうか?ということを考え細かく分けていき、書き出しましょう。
そして半年後までにすること、今月すること、毎日することなど日々の「やるべきこと」を明確にします。
それがわかれば、あとは行動するだけ^^
このように、目標を設定するときには「大きな目標(長期的な目標)」と「小さな目標(短期的な目標)」の両方を立てることが大切です。
大きな目標となる最終目標は、ワクワクするような、多少他のことを犠牲にしても必ず達成したい!と強い気持ちで思えるものだと良いですね!
大きな目標達成のための日々の小さな目標には優先順位をつけて、やるべきことはなにかをしっかり把握しましょう。
達成可能な量の目標を立てる
続いて「できない量の目標を設定してしまっている」という原因について。
達成したい最終目標が大きければ大きいほど、
「目標達成のためにはこのくらいは頑張るのが普通」
「毎日これくらいはやらないと」
と実際達成するのは難しいかもとわかってはいても無理な目標を設定してしまいがちです。
計画を立てている時点では「多分このくらいはできるはず」と思っていても、実際は決めた目標の半分くらい達成できればいい方です。
焦ってできない量の目標を立てると、
→結局決めたことが達成できなかった…→やる気がなくなる→また頑張る→やっぱり自分には無理かも…
という悪循環に陥り、自信もやる気もなくなってしまいます。
目標を早く達成したい、確実に達成したいと焦ってしまう気持ちはとてもわかります。
しかしまずは「小さな目標を確実に達成する」のがおすすめです。
小さな目標を達成できるようになったら、段階的に目標を高くしていくというのはどうでしょうか?
これなら確実にコツコツ目標を達成できてゴールに近づけるだけでなく、目標を達成できたという自信にも繋がります^^
また目標を立てるときは
- 具体的な数字(期限や量)を決める
- 自分でコントロールできる目標にする
とさらに取り組みやすくなります。
「今月中に○kg体重を落とす」
「テストの為に〇日までに〇ページ問題を解く」
「今週は一日〇回腹筋をする」
などいつまでに達成するか期限を決めて取り組んだり、何回、何個など具体的な達成目標を数字を使って表すとわかりやすいです。
目標達成までの期限を決めないと、終わりが見えないのでやる気がなくなったりまだ時間があると思ってついダラダラしがちです。
また達成可能な目標について考えた時に、自分で結果をある程度コントロールできる目標を立てることも大切です。
例えば「○月までに10kg体重を落とす」という目標があったとします。
その期間で本当にそんなに体重を落とすことができるのか?は、体調や日々の予定によってはコントロールがしずらいです。
上記の目標も悪いというわけではありませんし、ひとつの目安として決めておくのは良いと思います。
しかし、自分が達成できる目標を立て確実に達成していくことを考えると「自分である程度コントロール可能な目標」にする方が取り組みを継続しやすいのです。
「○月までに10kg体重を落とす」
ではなく
「○月までに10kg落とすのを目標に、毎日1時間ウォーキングをする」
なら毎日すべきことが明確で迷わずに済みますし、「1時間」という具体的な時間ならコントロールできますよね。
他人と同じ量の目標を設定しない
最後に「他人を見て目標を設定している」についてです。
例えばSNSを見ていて、3ヶ月で30kg痩せたという人がいたとします。
自分もやってみよう!
できた人がいるなら無理な目標ではないはずだ!
と思って挑戦してみることに。
しかし、その人に合っていたやり方があなたにも合っているかはわかりません。
その人とあなたの日々頑張れる量も、使える時間やお金も違うかもしれません。
それでも「あの人はこれくらいやっている」「みんなもやっているのだからこれくらいやって当然」と頑張ろうとすると自分を追い込んでしまいます。
目標を達成する中で大切なのは他人ではなく、自分をしっかりと見ることです。
そして自分にできることを見極め、自分との約束を守る。
たとえ他人の方が自分よりもはるか先にいても、早く目標を達成していても気にしない。
自分のペースで取り組めるように意識してみてください。
その他に目標を設定するときのコツ
目標が立てられたらあとは実行していくだけですが、「頑張ろう!」と意気込み過ぎるとやる気が続かないこともあります。
そこで一週間に一回でもいいので「完全にお休みする日」というのも計画に入れておくのがおすすめです。
そしてお休みする日以外は、目標のために集中して取り組むというようにメリハリをつけましょう。
それから、日々の小さな目標の予定は余裕を持って立てましょう。
先ほど書いたように実際にできる量は、予定していた量の半分程度ということも。
やることを日々詰め込み過ぎるといっぱいいっぱいになってしまい、目標が達成できないと焦ったり落ち込んだりしてしまいます。
その為、調整日を作ったり、一日のうち1時間くらいは予備の時間としておくなど余裕を持った目標設定をできるようにしておくといいですよ^^
目標を立てる際のポイントを整理
- ①まずは最終的にどうなりたいか?を具体的に決める
- ②その目標を達成するためには、今の自分には何が足りないか、何をするべきかを書き出す
- ③いつまでに達成したいのか、期限を設定する
- ④達成したい期限を考慮し、やるべきことを一か月単位、一日単位で細かく目標を決める
(確実に達成できる目標から設定しましょう)
最初のうちはうまくいかない日もあるかもしれませんが、「これしかできなかったな」「今日はうまくいかないな」と落ち込む必要はありません。
小さなことでもできたら今日は合格!ってことにしましょう。
目標を設定する時の考え方は?
大きい我慢が続くとやる気がなくなる
目標を達成するため何かを継続するにはこれくらいは我慢しないと…と考えてしまい、目標までの道のりが長いとずっと我慢を続けることになりますよね。
しかし「我慢」が続くと、その反動でやる気が全くなくなってしまうこともあります。
目標がなかなか達成できない、継続することができない…という人は、我慢し過ぎてしまうことや自分を追い込み過ぎてしまうことが多いのではないでしょうか。
なので前章でも書いた通り、休む日を設けたり日々できる量を調整したりしながら、我慢し過ぎないようにすることも途中で投げ出さないために大切なことです。
完璧にやろうとしない
そして完璧にやろうという意識も自分を苦しめることになってしまいます。
全力ではなく、60~80%くらいの力でも達成できるくらいの目標を立て気楽に取り組みましょう。
今日は5分しかできなかったな、と思っても、0じゃなければプラスにしかならないので大丈夫です!
いきなりすごいことを達成しようとせず、自分にできることから挑戦してみてくださいね。
なによりも継続が大事
なにか一つのことをずっと続けていくのは実はかなり難しいことです。
最終目標だけでなく、今やらなければならないことをしっかり見ましょう。
「今やるべきこと」の積み重ねが最終目標に繋がります。
まずは毎日することのハードルを極限まで下げて、継続することが一番大切です。
少しずつできることを積み重ねることで、できることが増え無駄なく確実に能力は上がっています^^
一段ずつ階段を上がっていくイメージです。
階段の一番上が達成したい目標。
小さな目標でも、一段でも上り続ければ必ず一番上の最終目標に近づいていきます。
目標が高すぎる?焦りを感じたときの考え方
自分の立てた目標や予定を達成できないと、本当に最終目標までたどり着けるのだろうか…?と不安になり、焦ってしまいますよね。
「こうでなければならない」「これは必ず達成しなくてはならない」という自分の中でのルールが厳しい人は、予定が狂うことでイライラしてしまったり、このままではダメだと焦ってしまったりします。
つい最終目標を意識しがちですが、目標が大きければ大きいほど「頑張らないと」というプレッシャーになってしまいますし、やっぱり自分には無理なのではないか?と諦めてしまうことにもなってしまうかもしれません。
ちょっとこの目標だとつらいかも?と思ったら、
- 同じ目標でも、ハードルを下げてやり方を変えてみる
- 一旦リセットして、目標を立て直す
などの対処が必要ですね。
「このまま同じやり方を続けてもきっと結果は変わらないな」と思ったら、思い切ってやり方や目標を変えてみるというのも考えてみてください。
目標はあくまで理想です。
もしその通りにいかなくても失敗ではありませんし、自分がやめない限りは何回でもやり直しや挑戦はできます。
自分に合ったやり方を探しながら出来ることがわかってきたら、あとは少しずつ努力していくしかありません。
何かを達成するのに、何もせず一気にたどり着くことができないのはきっとあなたもわかっていると思います。
だからこそ焦ってしまうんですよね。
でも一見遠回りに見えることでも、それをコツコツ続けてくことができればそれが一番近道だったりします。
日々の小さい目標の先に次のステップがあるのだということをしっかり見据えて、経験値を積み重ねていってくださいね。
目標の立て方のコツや考え方まとめ
目標を立てるときは
- 具体的な大きな目標を決める
- そこから小さな目標を設定
- 小さな目標は確実に達成できる目標にする
- 自分ができる量に見合った目標を設定する
ということが大切です。
毎日小さなことでもいいので確実に積み上げていきましょう!
また「頑張る日」「休む日」ときっちりメリハリをつけること、余裕を持った計画を立てることもポイントです。
目標達成の為には
- すごく我慢しないといけないことは続かない
- 完璧主義にならないようにする
- とにかくまずは継続できるように、その為にはどうすればいいか考える
ということを意識してみてくださいね。
日々の取り組みの中で焦りやイライラを感じたら、目標のハードルを下げたり、もう一度目標を立て直したりストレスにならないやり方を考えてみましょう。
コメント